ここでは,Eclipse 3.0 以降において, AspectJ Development Tools Plug-in (AJDT) を 導入する方法について説明します. もし,Eclipse 2.1.3 をご利用の場合は, Eclipse 2.1 でのインストール方法を参照してください.
まず,Eclipse を起動し,メニュー[Help]-[Software Updates]-[Find and Install]を選択します.
次のようなダイアログが表示されます. [Search for New Features to Install]を選択して,[Next] を押します. なお,ダイアログのデザインは,Eclipseのバージョンによって若干異なるようです.
次は,インストールするパッケージが存在する場所(サイトのURL,ローカルのディレクトリ)を指定します. [New Remote Site...]を押して,AJDT のURLを追加します.
Name 欄には適当にサイトの名前などを(ここではAspectJ Development Tools としています), URLには,AJDT公式サイトに書いてある適切なバージョンのURLを指定します.
インストールするパッケージは,AJDT 公開ページの中にある "download pages" から知ることができます.左端の列にある "downloads" は,Eclipse 本体のダウンロード ページに飛んでしまうのでご注意ください.
バージョンごとにパッケージが並べてありますので,そこに記述された Update Site URL を使います. Eclipse 3.1 用のパッケージは2005年10月現在,無効になっているようです (URL の "30" を "31" に変えると,古いアーカイブをダウンロードしてしまいます).
最新版を使ってみたい人は,Development Build を選んでみてください(ただし,特にお勧めということはありません). 以下のような形で書かれていますので,AJDT のダウンロードページの最新情報を参照してください.
サイトを追加したら,そのサイトを探索の対象に加えて(チェックボックスにチェックを付けて), [Next]を押してください.
続いて,インストールするパッケージを選択します.ここでは,最新の AJDT 1.2 を選んでいます.
続いて,ライセンスの確認が出ます.読み終えて "Accept" を選んだら先へ進みます.
インストール先を確認してください.普通はそのまま進んで問題ありません.
パッケージのダウンロードが開始されます.AJDTはパッケージとしてはそこそこの大きさ(1.2.0で15MB程度?)なので, しばらく待ってみてください. 他の作業をEclipse上で行いたい場合は [Run in Background] を選んでください.
ダウンロードが終了すると,パッケージ内容の確認ダイアログが表示されます. バージョン番号などを確認し,[Install]を選択します.
インストールが終わると,再起動の確認があります (再起動しなくても変更を適用できるようですが,再起動したほうが確実だと思います).
再起動後は, [Help]-[About Eclipse Platform] で,"AJ" のマークの入ったアイコンが追加されています. このアイコンをクリックすると,インストールしているバージョンを知ることができます. (注:この画面だけ Eclipse 3.1 で撮影したので, ここまででインストールしたバージョンとは番号が違ってます)
プラグインが有効になっていると,たとえば, [New]-[Projects...] では,AspectJ Project を作成することができるようになります.
質問,コメントなどありましたら,メールでお願いします.
Written by Takashi Ishio.
Software Engineering Laboratory,
Gradute School of Information Science and Technology,
Osaka University
http://sel.ist.osaka-u.ac.jp/