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takashi-ishio/PresentationTimer

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PresentationTimer

学会等の発表会で,一定時間を経過するごとにベルを鳴らすためのタイマーソフトウェアです. このソフトウェアを開発した2009年の時点で,「計測時刻に誤差がないこと」「秒単位でベル時刻が指定できること」という2つの条件を満たしたタイマーソフトウェアを発見できなかったために作成しました.

Features

本ソフトウェアの機能は次の通りです.

  • ウィンドウの上端で,音を鳴らす時刻を指定できます(単位は秒).
  • 指定時刻にベル音を鳴らします.音が鳴らせるのは3回です.
  • 時間計測の開始/一時停止を行う「Start/Stop」ボタンと,停止中に時刻をリセットする「Reset」ボタンでタイマーを操作できます.
  • 文字のサイズをウィンドウのサイズに合わせて自動調整します(フォントの DPI 設定などが違う環境では正しく表示できないかもしれません).

コマンドライン引数から,以下の設定を変更することができます.

  • 表示方式(経過時間を表示するか,残り時間をカウントダウンするか)
  • 表示する文字の色,背景色

Screenshot

実行環境

Java Runtime Environment がインストールされた Windows を前提として開発しています. Java の機能のみを使っていますので,他のプラットフォームでは動くかもしれませんが,動作確認は行っていません.

実行方法

JAR ファイルのダブルクリックで実行できます.デフォルトでは経過時間をカウントアップし,600秒,900秒,1200秒でベルが鳴る状態で起動します.

実行のカスタマイズ

コマンドライン引数によって,タイマーと色を変更することができます. 以下はコマンドライン引数の例です.

java -jar PresentationTimer-1.0.0.jar 60 120 180 12d3U black/green/red

この例では,60秒,120秒,180秒でベルを鳴らし, 1回目および2回目のベルが鳴るまでは残り時間をカウントダウン表示し, それ以降は経過時間を表示します. また,文字列は2回目のベルまでは黒,3回目のベルまで緑,それ以降は赤になります.

コマンドライン引数の順番,意味は次の通りです.

  • 第1引数から第3引数として,ベルの1回目,2回目,3回目を鳴らしたい時刻を,秒単位で指定してください.たとえば8分,10分,14分30秒にベルを鳴らすには,480, 600, 870 という3つの数値を並べてください.
  • 第4引数は,各ベルまでの時刻表示を,経過時間と残り時間のどちらで表示するかを指定します.この文字列は正規表現でいうと 1[du]?2[du]?3[duU] となります.
    • 1,2,3 の数字はベル番号を表現しており,後ろに "u" が付くと,そのベルまでは経過時刻をカウントしていくことになります.
    • "d" が付くと残り時刻をカウントダウンしていくことになります.
    • 3回目のベルが鳴った後は,"d" や "u" の場合は,鳴った後の経過時間を表示します.
    • 3回目のベルについて "U" が指定されていた場合は,その時刻までに行われていたカウントを,鳴った後も継続します.
  • 第5引数は,文字と背景の表示色です.第4引数で設定したベル音までの表示の区切りごとに,色を設定することができます.たとえば 123d であれば3回目までのベル音が鳴るまでの文字色,3回目のベル音以降の文字色,そしてウィンドウの背景色が指定できます.ウィンドウの背景色は省略可能で(コマンドライン引数の例では指定していません),省略時はシステム標準の背景色が使用されます.
    • 色はすべて ; で区切られた,色の名前の文字列です.大文字,小文字は区別しません.受け付ける色は,blue, black, cyan, darkgray, gray, green, lightgray, magenta, orange, pink, red, white, yellow です.

第4引数の詳しい例を以下に示します.

設定値 動作
123U 開始からの経過時間を表示し続けます.第3ベルが鳴っても,カウントはリセットせず,継続します.
123d 第3回ベルまでの残り時間をカウントダウン表示します.第3回ベルが鳴った時刻以降は,超過時間を表示します.
12d3U 開始から第2回ベルまで,残り時間をカウントダウン表示します.第2回ベルが鳴った時刻以降は,第2ベルからの経過時間を表示します.
12u3U 開始から第2回ベルまで,経過時間を表示します.第2回ベルが鳴った時点で,再度0からカウントしなおします.

起動後の操作

  • 「Start」ボタンを押すとカウントが開始され,ボタンの表示が「Stop」に切り替わります.
  • 「Stop」ボタンを押すとカウントが停止します.もう一度「Start」を押すとカウントを再開します.
  • 停止状態のときに「Reset」を押すと,カウントが 0 に戻ります.

About

A timer app for timekeeping in academic conferences

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