第二班出発


えげつない書置を残して先にいってしまった無責任な幹事の代行を引き受けた 鍛冶は,もう一人の子分を引き連れて,第二班の集合場所である新大阪駅バス ターミナルに出発するのであった. 新大阪駅に到着したのは21:30.集合時間である22:00までには まだまだ余裕がある.楽勝楽勝と思っていたら,
『バスターミナルってどこにあるの?』
新大阪駅構内をうろうろしていると,我々のツアーの集合場所は第一駐車場で あることを示す看板が.親切に矢印までついている.なるほど,こっちか.

矢印に従って歩いていく.そうすると,バスターミナルと駐車場が見えてきた. しかし,第一駐車場って?とりあえずあっちに行ってみよう,ということで歩 きだす.しかし,どうも様子がおかしい.警備員のおっちゃんに聞いてみる.

『第一駐車場はあっちやで』
げげ,反対やんけ.しかし,無事に到着することができた.

第一駐車場は人で一杯だった.まあ仕方ないか.とりあえず奈良の人たちを探 そう.しばらく探すが,みつからない.まあまだ早いからな.とりあえず受付 だけすませることにする.

10分前,5分前…あれ,だれも来ーへんぞ,どないなってんねん?と思って いたら michigan 先生を発見.よっしゃ,これで揃った,と思ったら,

『あれ?あとの人たちは?』
なんと,奈良の人たちは別々に来てるのか.これはやばい.すでに集合時間は 過ぎている.鍛冶を荷物番にして,子分一号と michigan 先生でその辺を探し に行く.

探したが見つからない.もしかしたらもう来てるのかと思って駐車場に戻る. すると,島先生がこっちに来たとか.なんでも逆のバスターミナル(?)にみ んないるとか.呼びにいったそうだから,もうちょっと待てば揃うだろう.す でに駐車場にいる人間は,我々だけになっていた.

この間何分待っただろうか.ものすごく長く感じられた.

『荷物だけ先にいれちゃって』
バスのおっちゃんの言葉が胸に刺さる.荷物を積んでいると,おおっ,来た来 た.さあ早くバスに乗ろう.

そんなわけで,先発隊飯田号に一日遅れて,その他の面子は,待ちくたびれた 他のお客さんの冷たい視線を浴びながらも無事に新大阪バスターミナルを22: 35に出発したのであった.


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