伝播遅延時間の多くなる分散型広域ネットワークを対象とする場合,コネクショ
ン設定遅延時間を無視すると,実際と異なる評価結果を与えてしまう危険
性がある.これらは,WDM/OTDM技術の進展により伝送容量が多くなり,設定遅
延時間が相対的に無視できなくなる場合も同様である.本稿では伝搬遅延時間を
考慮した光交換ネットワークにおけるコネクション設定方式のうち,特に
Backward方式における伝搬遅延、波長数の性能への影響を近似解析手法を利用し
て調べる。また、Forward方式とも比較し、その有効性を示す.
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