コンピュータ支援による医療画像解析技術である可変モデル手法をこの論文
で概説する。幾何学、物理学及び近似理論を統合した画像解析に対し、この
可変モデル手法はユニークでかつパワフルなアプローチを提供する。また、
生体組織の位置、大きさ、形状についての知識を用いて画像データより引き
出した制約を利用する事によって、その生体組織に対して領域分割、対応づ
け、及びトラッキング処理を行う際に、この手法が有効であることがこれま
でに示されている。さらに、時系列の生体組織の重要な変化に対してもこの
手法は対応できる。
Back