オブジェクト指向分析・設計の結果を再利用するとき,その結果を 新たな分析・設計の対象に合わせて拡張,変更などを行い再利用す ることが多い.これらの拡張,変更を実現するために,与えられた クラス階層構造を再構成する手法についての研究が行われてきた. しかしこれまでの研究における手法は,クラス階層構造を再構成する 前と後で生成できるオブジェクトの集合が等しいことを保証するが, 再構成によって,ある有用な効果が得られることを保証するものではない. 本研究では,ある評価基準を設定し,それに沿ってクラス階層構造を 生成可能オブジェクト集合が等しいような再構成を行う手法を提案する.
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