フィーチャインタラクション(FI)とは,新規/既存サービス間で発生する競合で あり,その検出は重要な問題である.代表的FI検出法 としては,全状態を探索 する可到達解析があるが,大規模で複雑なサービスに適用すると状態爆発問題が 生じていた.この問題に対処するために,ユーザ間の対称性により状態削減を行 う方法が提案されている.この方法はユーザ数の増加に対してはスケーラブルで あるが,サービス数の増加にはあまり効果がない.そこで本研究では,ユーザへ のサービスの割当て方により探索空間を分割することで,状態空間の最大値を抑 える方法を提案する.更に対称性と組み合わせることで,大規模で複雑なサービ スに対してのFI検出が可能となる.
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