ハードウェアでの最尤復号を考えた場合,受信信号(実数 値)を適当なビット数に量子化しなければならない.また, 例えば量子化ビット数を3ビットにしたとしても,符号長 64の符号を考えた場合,復号過程でビット数は9ビットま で増大する. 本研究では(64,35)リード・マラー部分符号について,こ れら2つのビット数(量子化ビット数・メトリック表現ビッ ト数)を適切に選択することで,既に設計されている復号 器よりも回路規模が小さく,更に復号誤り確率も小さく するような復号器の選択があることを示す.
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