共有メモリを、キャッシュメモリにより実装している並列計算機で は、偽共有によるキャッシュ性能の低下が問題となる。本報告では、 キャッシュラインサイズを動的に変更することにより、偽共有の発 生を抑制する手法を提案する。クイックソートを例に挙げ、キャッ シュラインサイズが可変の場合では、固定の場合よりも偽共有を減 少でき、キャッシュ性能を改善できることを示す。
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