VLIWプロセッサは命令長が長いため命令メモリのハードウェア(HW)・コスト
が大きくなるという問題がある。HWコストは演算命令を同時発行するスロッ
ト数を制限し命令長を短縮することで削減できるが、一方でプログラムの実
行サイクル数が増加するため、性能とHWコストを考慮した上でプロセッサの
演算命令発行スロット数を決定する必要がある。本発表では、命令発行スロッ
ト数が可変なVLIWプロセッサ・モデルの提案を行い、HWコストを考慮した上
で、与えられたアプリケーション・プログラムに適した演算命令発行スロッ
トを決定する演算命令発行スロット数最適化手法を示す。また、提案モデル
における命令スケジューリング手法についても示す。
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