現在、 VLSI 製造能力と設計能力のギャップは開いていく傾向にある。
この問題を解決するために、設計資産の再利用を基本としたフレキシ
ブル・ハードウェア・モデル (FHM) が提案されている。そこで、本研
究では FHM を利用して論理レベルの CPU 設計を行い、 FHM の利用率
や設計コストの削減率を求めた。その結果、データベースに登録され
ている FHM で不足しているものを順次追加していけば設計資産再利用
性が向上していく見通しが得られた。現在は、 FHM を利用してチップ
設計まで行ない、実際の VLSI 設計で FHM が利用可能であるか評価す
るために浮動小数点演算器を作成中である。
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