従来の静的タスクスケジューリングアルゴリズムで生成されたスケジュール
をもとに並列プログラムを作成し,現在の分散メモリ型並列計算機で実行して
も,理論値ほどの並列化の効果はほとんど得られない.
その原因は,並列計算機の通信における通信のソフトウェアオーバヘッドの
大きさを考慮にいれていない為であると考えられる.
そこで,分散メモリ型並列計算機で効果的な並列プログラムを作成する為は,
ソフトウェアオーバヘッドを小さくし,通信の一括化を行うことが重要である
と考え,その様なスケジュールを生成するようなアルゴリズム開発を行う.ま
た,生成した並列プログラムの性能評価を並列計算機AP1000やCenju-3上で行
う.
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