ソフトウェアデザイン工学 教育プログラム
概要
我が国では、情報技術を駆使して新しいソフトウェアを開発する高度な情報技術者が近い将来大量に不足すると経済界は、危機感を募らせています。日本経済団体連合会では、平成17年6月に産学官の連携を強めて人材育成を急ぐべきだとする提言を発表しました。 ソフトウェアデザイン工学高度人材育成コアは、このような産業界からの強い要請に応えて、文部科学省の「魅力ある大学院教育」イニシアティブのプロジェクトとして、大阪大学 大学院情報科学研究科が取り組んでいるものです。 本プロジェクトでは、情報科学の広範な最先端の知識を有し、高度情報システム開発の実プロジェクトへの参加経験を有する「ソフトウェアデザイン工学」の世界トップランクの人材育成を目指しています。
従来から、本研究科のコンピュータサイエンス専攻ではソフトウェア開発に関する産業連携の教育研究スキームとして「ソフトウェア工学工房」を提案してきました。これは、医学における大学病院を模して、産業界の実際の問題を工房に持ち込み、大学の知見や技術で解決を目指しており、高度人材育成に関して大きな成果を収めてきました。 本プロジェクトでは、本研究科の他のソフトウェア系2専攻にも拡張して、情報ネットワーク学専攻のネットワークソフトウェア、マルチメディア工学専攻のコンテンツソフトウェアを対象に、産業界での実際のニーズに基づいたソフトウェア開発技術の体系的知識と実践経験の場を「ソフトウェアデザイン工学 教育プログラム」として提供します。
この教育プログラムは博士前期課程学生を主な対象としますが、博士後期課程学生にも演習のプロジェクトリーダーとして参加させ、マネジメントの経験を積ませます。また、海外共同プロジェクトに参加する機会も提供します。 なお、本教育プログラムの運営マネジメントのために、ソフトウェア学/工学の実践に豊富な経験を有する有識者を特任研究員として雇用し、魅力的で効果的な教育環境の構築を強力に推進していきます。
リンク
ソフトウェアデザイン工学高度人材育成コア
「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
講義の様子(1~2月分)
2007年1月12日
NTTデータの小堀一雄氏による総合演習が行われました。 今回は、前回までの内容を踏まえて、図書管理システムの図書追加機能を開発しました。
2007年1月26日
NTTデータの小堀一雄氏による総合演習が行われました。 今回は、前回までの開発作業を振り返り技法(KPT法)を用いて分析しました。 この分析結果は,来週の演習成果発表会で報告されます。
2007年2月2日
本プログラムの最終回として、演習成果発表会を行いました。発表会では、代表者が総合演習を通して得られた成果を発表し、これまでの講師や受講者と議論しました.その後,日立システムアンドサービスの十九川博幸氏が、総合演習で作成したプログラムの分析結果を発表しました。
グループ1による演習成果報告(pptファイル)
グループ2による演習成果報告(pptファイル)
グループ3による演習成果報告(pptファイル)
グループ4による演習成果報告(pptファイル)
グループ5による演習成果報告(pptファイル)
日立システムアンドサービス 十九川博幸氏による分析結果報告(pptファイル)
2006年4月~12月まで
2006年4月~12月までの講義についてはこちら。